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”天山の真珠” イシク・クル湖 

バイカル湖に次ぐ2番目の透明度

キルギスの一番魅力的なエリアは、このイシク・クル湖(熱い湖)である。
中央アジアの真珠”、“天山の真珠”、“キルギスの海”と呼ばれている。

イシク・クル湖の透明度は20mを超え、1番のロシアのバイカル湖に次ぎ2番目で、琵琶湖の9倍の大きさだ。最大深度は668m。標高は1,606mという高地にある。冬季は厳寒の気候であるが、の水温は20度、の水温は3度程度ある。流れ込む川は約180本もあるが、流れ出す川は一本もないため、水分のみが蒸発し、淡い塩湖(不凍湖)である。湖底には、多数の遺跡が水没している事が確認されている。毎年の冬に70,000羽の渡り鳥が渡来し、湖中には7種の固有種を含む28種の魚類が生息している

玄奨の「大唐西域記」には“熱海(ねつかい)”と記されている。

このイシク・クル湖の南岸に耳目を集めるタムガ村がある。キルギスにシベリア抑留(ラーゲリ)された日本軍人の125人(全員が帰国)が建設した。ソ連の高級将校のためのサナトリウムとして現存し、療養所として未だに利用されている。
沈泥を利用した水圧マッサージの治療で、宇宙飛行士のガガーリン少佐も利用した。
因みに、多少知られた、ウズベクのタシュケントのサボイ劇場は抑留日本兵457人(2名事故死)が修復、建造(土台石はあった)している。


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