ビシュケク市内から車で45分ほどでアラ・アルチャ国立公園に行くことができ、このエリアには複数のスキー場もあり、中央アジア独特の丸みを帯びた山景と背後にあるアラトゥー山脈の険しい雪山景色を眺めながら滑ることができる。
駐車場から1時間くらいのハイキングで、絶景の渓谷を見ることが出来る。
宇宙飛行士ガガーリンが愛したバルスコーン峡谷、花が咲き乱れるチョンケミン自然公園などこれ以上ない絶景の中をハイキングができる。
スキー場は、手前からポリテフ、カシュカスー、アクターシュ、オルーサイの4つがある。ポリテフ以外は完全な雪道だったので冬用タイヤ装備のクルマでアクセスしないと登れない。日本のスキー場とは桁違いだ。ここは氷山を背に滑走できるのだ。
アラアルチャ国立公園ではバーベキューをしたり散策が可能。登山がしたい人は公園の入口にあるホテルを拠点にスタートし2泊3日などがオススメという。
日本では決して見ることのできない氷河と4,000m級の山6峰を拝み、さらに貴重な野生のアイベックスにも出会うことができるともいう。
宿泊設備もあり、トレッキングなどのコースもあるが、日帰りで家族連れもたくさん来ているという。
途中では高山植物の花を見たり木の枝を動き回るリスを見たり川に架かる橋を渡ったりして楽しみながらのトレッキング程度4がいい。
雪解け水がかなりの早さで川を流れ、遠くには残雪の山が見られて素晴らしい景観だが(トイレがない)。
キルギス最高峰かつ著名なスキー場はカラコルにあり、首都ビシュケクからクルマで東に約7時間ほど行った所にある街のスキー場である。
ベースが2,300m、トップが3,040mとなっていて、初級4km、中級8km、上級8kmのスロープ構成で総滑走距離が20kmほどの中型部類のスキー場になる。
リフトはチェアリフトのみ4本でスキー場をカバーしており、スピードはかなりゆっくりなので、降雪後などはちょっとヤキモキするかもしれないが、搬器の横ギリギリまで樹木が来ているのでファンキーなリフトライフが楽しめる。
ともかく、遠く氷河を背にダイナミックな滑りはここキルギスならではの醍醐味であろう。
中国系に買収された北海道のスキーリゾート地とはすべての面で比較の対象にはならない。