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アレクサンダー大王のクルミの森

6万ヘクタールに及ぶクルミの森

キルギスには世界最大の自然のクルミの森がある。かつてアレキサンダー大王によって植えられたものという。
毎年1500トンものクルミが採れるキルギスが初めてヨーロッパへと輸出したのはアレキサンダー大王の時代まで遡るといわれている。
このクルミを大変気に入ったアレキサンダー大王が、ギリシャへ持ち帰り栽培したことでギリシャのくるみが世界に知られるようになったという。
ギリシャのくるみの起源はキルギスにあったのである。
ロシア語でクルミのことをギリシャナッツと呼ぶ。

ジャララバード州のアルスランボブという森にあり、6万ヘクタールに及ぶ。おとぎ話の世界に迷い込んだような気分になれる。
9月中旬になると村人が収穫のためにクルミの森に移り住むそうだ。
毎年1500トンものクルミが採れる。

ジャララバードでは毎朝くるみの卸売バザールが開かれ、トラックいっぱいのくるみがトン単位で取引されている。
殻を割る前のくるみを買い付けに来る人、それを割って形や大きさごとに選別する女性たち、キレイな実だけを買っていく観光客などで賑わう。




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